
近年、「本当に良い服」を求める人々の間で、Porter Classic(ポータークラシック)という名前を耳にする機会が増えました。
どのアイテムも確かに魅力的――しかし、初めて価格を見た人の多くが思うのは「ちょっと高すぎない?」という率直な感想かもしれません。
けれど、その“高い理由”の裏には、他のブランドでは決して真似できない哲学とクラフトマンシップが隠れています。
この記事では、ポータークラシックがなぜ高いのか、その背景にある価値・思想・職人の手仕事を徹底的に掘り下げていきます。
はじめに:「ポータークラシックは高すぎる?」という疑問に答えます

「ポータークラシックはおしゃれだけど高すぎる」──そんな声をSNSや口コミサイトで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
確かに、Tシャツでも2万円台、ジャケットともなると10万円を超えることも珍しくありません。
しかし、その価格の裏には**「日本の職人技」「哲学」「時間を超える服作り」**といった他ブランドにはない価値がしっかりと存在しています。
この記事では、ファッションバイヤー目線で「なぜポータークラシックは高いのか?」を徹底的に解説。さらに、実際の口コミ・比較・中古市場の動向から、“高すぎる”という印象の本当の意味を掘り下げます。
ポータークラシックとは?知る人ぞ知る“職人ブランド”の魅力
ポータークラシック(Porter Classic)は、創業者・吉田克幸氏と息子の吉田玲雄氏によって2007年に立ち上げられたブランドです。
「日本の職人が作る世界基準の服」を掲げ、流行やマーケティングとは一線を画した“人間味あるものづくり”を続けています。
その代名詞である「刺し子」「剣道着」「ガーゼ」などの素材は、どれも日本の伝統技術を現代に昇華したもの。
シーズンごとに流行を追うブランドとは違い、「一生着られる服」という思想を軸に製品を作り続けています。
「高すぎる」と感じる人が多いのはなぜ?検索データから見る世間の声
Googleで「ポータークラシック」と検索すると、サジェストには「高い」「値段」「高すぎる」といった関連ワードが並びます。
これは、多くの人が“価格に見合う価値があるのか?”と感じている証拠です。
しかし、同時にSNSやレビューでは「一度着たら戻れない」「もう他の服が安っぽく見える」といった意見も多数。
つまり、「高い」という印象は、こだわりが伝わりにくいほど深いレベルでのものづくりの結果とも言えます。
ポータークラシックが高いと言われる3つの理由

①一点一点が“芸術作品”レベルのハンドメイド生産
ポータークラシックのアイテムは、熟練の職人が一点ずつ手作業で仕立てています。
縫製や染色のムラ、刺し子の凹凸までもが「味」として計算されており、工業製品にはない温もりがあります。
量産ではなく、一点ものに近いアプローチが価格に反映されているのです。
② 素材のこだわり――究極の「剣道着生地」や「スーピマコットン」
代表作である「KENDOシリーズ」に使われる剣道着生地は、特注で織られた日本製の厚手コットン。
着るほどに柔らかく、経年変化が楽しめる唯一無二の素材です。
また「スーピマコットン」や「ガーゼ」など、肌触り・通気性・耐久性を極めた素材選びも魅力の一つです。
③ 長く着られる“経年美化”を前提とした設計思想
ポータークラシックの服は、古くなるほど美しくなることを前提に設計されています。
リペアしながら10年、20年と着続けられる耐久性を備え、結果的にコストパフォーマンスも高い。
「高いけれど、買ってよかった」と言われる最大の理由がここにあります。
価格に見合うだけの価値はある?実際のユーザー評価を検証

① 購入者の口コミ:「最初は高いと思ったが納得した」
購入者の多くは、最初こそ価格に驚きつつも「一度着たら他の服が安っぽく感じた」と語ります。
とくに着心地・素材感・シルエットの絶妙さに惚れ込み、リピート率が非常に高いブランドです。
② 他ブランドとの比較:Visvim、BLUE BLUE、EGとの違い
ヴィズヴィムやエンジニアドガーメンツと並ぶ“クラフト系ブランド”として比較されることが多いポータークラシック。
ただし他と違うのは、「純粋な日本製」「和の意匠」「普遍性」を徹底している点です。
海外ブランドに頼らず、職人文化を守り続けている唯一無二の存在と言えるでしょう。
③ 中古市場・リセール価格から見るブランド価値
中古でも高値で取引されるのがポータークラシックの特徴。
特にSASHIKOシリーズやCHINESEジャケットはリセール率が高く、資産価値が落ちにくいブランドです。またブランド自体がセールをしない方針なのもドメスティックブランドと言うより海外メゾンに近い業態です。
【事例】ポータークラシックを愛用する芸能人・著名人

【木梨憲武さん】ブランドの理念を体現する存在
ポータークラシックの精神に最も近い人物として知られ、番組や私服でも頻繁に着用。
服を“作品”として楽しむ姿勢がブランドの世界観と一致しています。
所ジョージさん】“遊び心×クラフト”の象徴的愛用者
所さんのアメカジスタイルに溶け込むようにポータークラシックの刺し子ジャケットが登場。
長く着込んだ経年の風合いこそ、彼が愛する本物の証です。
【市川染五郎さん】若手俳優が惹かれる新しい和モダンスタイル
若い世代にも支持されており、染五郎さんは舞台裏や雑誌撮影で同ブランドを着用。
伝統と革新を体現するスタイルとして注目されています。
👉 関連記事:ポータークラシックを愛用する芸能人7選!おしゃれ番長たちが選ぶ名作アイテムも徹底解説
それでも「高すぎる」と感じる人へ:向いている人・向いていない人
バイヤーの私も「高すぎる」と最初否定的だった一人です。そう思うことは自然なことです。しかし展示会で服を試着しポータークラシックの社員の方達の説明を受けていく内に“本当に良い素材、そして洋服の歴史を深く掘り下げた上でのモノ作り、完璧とも言える今らしい、そして廃れることが無いパターン” にいつしか私も自分用に数点購入するようになっていました。
買うべき人:一生ものの服を大切に着たい人
服に“物語”を求める人、長く愛着を持って着たい人にとっては最高の選択肢です。
やめた方がいい人:トレンド重視・量を着回したい人
毎シーズン新しい服を楽しみたいタイプの人には、少し重く感じるかもしれません
セールは一切しないため、本物の服を長く大切に買いたい人向けのブランドです。
まとめ:ポータークラシックの価格は「高い」ではなく「正当」

本物志向のブランドが生き残る時代に――“高すぎる”は最高の褒め言葉
ポータークラシックの価格は、単なるブランド料ではなく、手間と哲学の結晶です。
ファッションを“消費”ではなく“文化”として楽しむ人々が、今このブランドを選んでいます。
長く着るほどにわかる「高い理由」がここにある
10年先も変わらず着続けられる服。ポータークラシックは、そんな「時を超える服」を作り続けています。
買って終わりではなく、着るほどに育つ一着──その価値を知ったとき、きっと“高い”の意味が変わるはずです。
VDS BIRDS EYEではポータークラシックの選りすぐりの一品を販売しています
BIRDS EYE(バーズアイ)では、定番のSASHIKOシリーズから、CHINESE、SUPER NYLONなど、
バイヤーが現物を確かめて厳選したポータークラシックの名品を多数ラインナップしています。
「本物の服を、長く着たい」と思ったその瞬間から、あなたのポータークラシックストーリーが始まります。
SHIKOシリーズ

素材の刺し子柄が際立つ、ポータークラシックを象徴するジャケットです。ゆったりとしたシルエットでありながらも、立体感のある刺し子加工が上品な存在感を放ちます。長く着込んでいくほどに風合いが増す一着として、ワードローブにぜひ加えたいアイテム。
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https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3301
CHINESEシリーズ

ワーク感とモダンさが融合した「CHINESE」シリーズ。中華服のディテールをヒントにしたカフスや前立てのデザインが特徴で、ポータークラシックならではの遊び心が光ります。セットアップでも単体でも、品良く仕上がる万能シリーズです。「CHINESE」シリーズは一過性ではなく、ポータークラシックがずっと作り続けている定番デザインのため安心して取り入れやすいです。
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https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3294
定番 CLASSIC SHIRT

定番中の定番、ポータークラシックの「CLASSIC SHIRT」。ゆるシルエットながら上質なガーゼやインディゴ染めを用い、長く愛用できる仕上がりです。1枚でサマになり、ジャケットのインナーとしても活躍します。
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https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3296
定番 GENE KELLY CHINOS

クラシックな映画俳優の名を冠したチノパンツ。ややワイドなシルエットと上質なコットンツイル素材が特徴で、ゆるさときちんと感のバランスが絶妙です。着回し力も高く、普段使いからきれいめまで幅広く対応します。
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https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3297
SATCHMO CHINOS

無駄のない美しいラインが魅力のチノパンツ。「SATCHMO」シリーズは、軽やかな素材感とスッキリとしたシルエットで、上品に穿きこなせる一本です。トップス次第でオンにもオフにも対応し、長年のパートナーとして活躍します。
👉 VDS BIRDS EYEで詳細を見る
https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3304
おわりに
ポータークラシックの服は、ただの衣服ではなく「人生の時間を共にする相棒」です。
手にした瞬間よりも、着重ねる時間こそがその価値を完成させていく――そんな唯一無二の体験を約束してくれるブランドです。
VDS BIRDS EYEでは、その精神に共鳴し、厳選したポータークラシックのアイテムを丁寧にセレクトしています。
トレンドを超えて長く寄り添う服を探している方にこそ、一度袖を通していただきたい。
「高い」という印象の先にある“本当の豊かさ”を、ぜひ感じてください。