
ニット帽は、秋冬のコーディネートに取り入れやすい定番アイテムです。
ところが、いざかぶってみると「なんとなく似合わない」「顔が大きく見える」「子どもっぽく見える」と感じたことはないでしょうか。
実はニット帽は、ほんの少しかぶる深さや折り返し方を変えるだけでも印象が大きく変わります。似合わないと思っていたニット帽も、かぶり方を調整するとしっくりくることがあります。
この記事では、長年セレクトショップで帽子を扱ってきたVDS BIRDS EYEが、ニット帽の基本的なかぶり方から、顔型や髪型に合わせた調整方法、大人が取り入れやすい選び方まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- ニット帽が似合わないと感じる主な原因
- ニット帽をかぶる深さの目安
- 折り返し幅による印象の違い
- 前髪を出す・しまう場合の違い
- 顔型や髪型に合わせたニット帽の調整方法
- 大人っぽく見せるニット帽の選び方
- ニット帽を使ったコーディネートのコツ
💡 ポイント
ニット帽は「似合う・似合わない」だけで判断するより、まずはかぶる深さや折り返し幅を変えてみるのがおすすめです。同じニット帽でも、数cmの違いで顔まわりの見え方が変わります。
ニット帽が「似合わない」と感じる3つの原因

ニット帽をかぶって鏡を見たとき、「自分には似合わない」と感じることがあります。
もちろん帽子そのものの形やデザインが合っていない場合もありますが、実際にはかぶり方やサイズ感、服装とのバランスによって違和感が生まれていることも少なくありません。
まずは、ニット帽が似合わないと感じやすい代表的な原因を見てみましょう。
深くかぶりすぎて顔が詰まって見えている
最初に確認したいのが、ニット帽をかぶる深さです。
ニット帽を眉の近くまで深くかぶると、額がほとんど見えなくなり、顔まわりが詰まったように見えることがあります。
特に厚手のニット帽の場合は、帽子そのものにもボリュームがあるため、深くかぶりすぎると頭全体が重たい印象になりやすくなります。
そんなときは、ニット帽を少し上にずらして額を見せてみてください。
顔の見える面積や帽子とのバランスが変わり、それだけで印象がすっきりすることがあります。
反対に、浅くかぶりすぎると帽子だけが頭の上に乗っているように見えることもあります。大切なのは「深い方が正しい」「浅い方がおしゃれ」ということではなく、自分の顔と帽子のバランスを見ることです。
💡 ポイント
ニット帽が似合わないと感じたら、買い替える前にまず上下へ少しずつ動かしてみましょう。かぶる位置を変えるだけで印象が大きく変わることがあります。
頭の形に対してサイズ・かさが合っていない
ニット帽は伸縮するため、「サイズはそれほど気にしなくてもいい」と思われがちです。
しかし、実際にかぶったときの印象には、帽子の幅や深さ、生地の厚み、編み方などが関係します。
たとえば、頭にぴったり沿う薄手のニット帽と、厚手でボリュームのあるニット帽では、同じ人がかぶってもシルエットはかなり違います。
帽子が小さすぎたり締め付けが強すぎたりすると頭の輪郭が強調されやすく、反対に大きすぎると帽子だけが目立ってしまうことがあります。
また、頭頂部にどの程度余りが出るかも重要です。
鏡を見るときは正面だけではなく、横や斜めからも確認してみると、自分に合うボリューム感を見つけやすくなります。
服装のカジュアル度とニット帽の素材感がずれている
「顔にはそれほど違和感がないのに、全身を見るとなぜかニット帽だけ浮いて見える」。
そんな場合は、帽子そのものではなく服装とのバランスが原因かもしれません。
ニット帽といっても、ざっくりとした太い編み地のものから、細かな編み目でボリュームを抑えたものまでさまざまです。
たとえば、きれいめなコートやジャケットに非常にスポーティーなニット帽を合わせると、帽子だけがカジュアルに見えることがあります。
逆に、ミリタリージャケットやスウェットなどボリュームのある服装では、ある程度存在感のあるニット帽の方が全体になじむ場合もあります。
「ニット帽が似合わない」と感じたときは、顔との相性だけでなく、一度全身を鏡で見てみることも大切です。
💡 ポイント
ニット帽は顔まわりだけで判断せず、アウターやトップスまで含めて全身で確認するのがコツ。素材感やボリュームが服装となじんでいるかもチェックしてみましょう。
基本のかぶり方|深さと折り返しで印象が決まる

ニット帽には「この位置でなければ間違い」という絶対的なかぶり方はありません。
ただし、初めてかぶる場合や「どうしてもしっくりこない」という場合は、基準となる位置を知っておくと調整しやすくなります。
ここからは、深さ・折り返し・後頭部・前髪という4つのポイントから基本のかぶり方を見ていきます。
目安は「耳が半分隠れる」ライン
最初に試したいのが、耳の上半分程度が見え、下側が帽子に隠れるくらいの位置です。
ニット帽の深さや頭の形によって変わるため絶対的な基準ではありませんが、浅すぎず深すぎない位置を探すスタート地点として使いやすいバランスです。
まずこの位置でかぶり、鏡を見ながら少しずつ上下へ動かしてみます。
浅くすると額や顔が見える面積が増え、軽快な印象を作りやすくなります。反対に深くすると顔まわりを覆う面積が増え、落ち着いた印象になります。
また、冬場に防寒を優先したい場合は耳を完全に覆っても問題ありません。
ファッションとしての見え方だけでなく、季節や用途に応じて調整しましょう。
💡 ポイント
「耳が半分隠れる」は正解ではなく、あくまで最初に試しやすい目安。そこから1〜2cmずつ動かして、自分に合う位置を探すのがおすすめです。
折り返しの幅を変えると顔の見え方が変わる
折り返しのあるワッチキャップでは、折り返し部分の幅も印象を左右します。
折り返しを広くすると帽子の縁にボリュームが生まれ、顔まわりにアクセントを作りやすくなります。
反対に折り返しを細くすると、帽子全体が縦に長く見えやすくなります。
ニット帽をかぶって「何か違う」と感じたときは、帽子そのものを変える前に折り返し幅を少し調整してみるのもひとつの方法です。
ただし、製品によっては折り返し部分が縫い付けられていたり、ブランドが想定した幅で形が整うよう設計されていたりします。その場合は無理に形を変えず、本来のデザインを活かしてかぶりましょう。
後頭部にゆとりを残すと立体感が出る
ニット帽を頭の形に沿わせすぎると、横から見たときにシルエットが平坦に見えることがあります。
ある程度深さのあるニット帽なら、頭頂部から後頭部に少し余りを残すことで、立体的なシルエットを作ることができます。
ポイントは、余った部分を真上へ伸ばすのではなく、自然に後ろへ流すこと。
特に柔らかなニット素材では、後頭部側に少しボリュームを持たせると自然にまとまりやすくなります。
一方、浅めのワッチキャップなど、もともと頭に沿わせてかぶることを想定したモデルでは、無理に余りを作る必要はありません。
帽子の形を見ながら調整することが大切です。
前髪を出すか、しまうかの使い分け
前髪を出すかどうかでも、ニット帽の印象は大きく変わります。
前髪を出すと顔まわりに動きが生まれ、比較的やわらかな印象になります。
一方、前髪を帽子の中へ入れて額を見せると、すっきりとした印象を作りやすくなります。
男性の場合は短髪で前髪を出せないこともありますが、その場合も問題ありません。生え際付近まで深くかぶるのか、少し額を見せるのかによってバランスを調整できます。
メガネやサングラスを合わせる場合は、前髪・帽子・フレームが顔まわりに集中するため、少し額を見せるとすっきり見えることもあります。
最終的には髪型だけで決めず、帽子をかぶった状態で顔全体のバランスを見るのがいちばんです。
💡 ポイント
深さ、折り返し幅、後頭部の余り、前髪。この4か所を少し調整するだけでも、同じニット帽の見え方は変わります。似合わないと感じたときほど、まずはかぶり方を何パターンか試してみましょう。
顔型・髪型別のニット帽の似合わせ方

同じニット帽でも、顔の輪郭や髪型によって見え方は変わります。
ただし、「丸顔にはこの形」「面長にはこのかぶり方」と決めつける必要はありません。顔型ごとの特徴を知ったうえで、深さやトップの余り、顔まわりのボリュームを調整すると、自分に合うバランスを見つけやすくなります。
ここでは代表的な例を紹介します。
丸顔は縦の余りを残して高さを出す
丸顔の人がニット帽をかぶったとき、顔の横幅が気になる場合は、帽子のトップに少し余りを残してみましょう。
頭頂部までぴったり沿わせるより、上方向にシルエットが伸びることで、顔と帽子を含めた全体に縦のラインを作りやすくなります。
かぶる位置も、眉の近くまで深くするより、少し額を見せるくらいから試すとバランスを取りやすいでしょう。
ただし、トップを極端に高く立たせる必要はありません。余った部分を少し後ろへ逃がす程度でも印象は変わります。
💡 ポイント
丸顔だから特定のニット帽しか似合わないわけではありません。横幅が気になる場合は「少し浅め+トップに適度な余り」から試してみると調整しやすくなります。
面長は浅くかぶって横幅を出す
面長の人は、帽子のトップを高く見せすぎると、顔から頭頂部までの縦のラインが強調される場合があります。
そんなときは、トップを長く余らせるより、比較的コンパクトなシルエットを意識してみましょう。
折り返し部分にある程度幅のあるニット帽なら、顔まわりに横方向のアクセントを作ることもできます。
なお、「面長なら必ず浅くかぶる」というわけではありません。
帽子を極端に浅くして額を大きく出すと、かえって縦方向が目立つ場合もあります。鏡を見ながら、トップの高さ・額の見える範囲・折り返し幅を少しずつ調整するのがおすすめです。
短髪・坊主はサイドのボリュームで調整する
短髪や坊主の場合、髪によるボリュームが少ないため、ニット帽そのものの形がはっきり見えます。
そのため、頭にぴったり沿う薄手のものだけでなく、少し厚みのあるリブ編みや折り返しのあるタイプを試してみるのもおすすめです。
顔まわりに適度なボリュームが加わることで、帽子だけが小さく見えるのを抑えやすくなります。
逆に、頭のラインをすっきり見せたいなら、薄手でコンパクトなタイプも選択肢になります。
短髪だからこそ、ニット帽の厚さや折り返し幅による違いが分かりやすいので、いくつかの形を実際にかぶり比べてみるとよいでしょう。
メガネをかけている場合のかぶり方
ニット帽とメガネは相性のよい組み合わせです。
ただし、帽子を深くかぶりすぎると、ニット帽の縁・眉・メガネのフレームが近づき、顔の上半分に要素が集中して見えることがあります。
そんなときは、ニット帽を少し浅くしたり、額を見せたりして余白を作るとバランスを調整しやすくなります。
太めで存在感のあるフレームならニット帽をシンプルに、細身のフレームなら帽子に少しボリュームを持たせるなど、帽子とメガネをひとつの顔まわりのコーディネートとして考えるのも面白い方法です。
VDS BIRDS EYEではEFFECTORや一寸一杯など、存在感のあるアイウェアもセレクトしています。

EFFECTORは様々なミュージシャンが愛用している黒縁眼鏡の金字塔ブランドです。

一寸一杯はNYのユダヤ系俳優兼監督が愛用していたヴィンテージフレームから着想を得て製作されたモデルで、ほどよいフレームの厚みと掛けやすさで万人の日本人に合うデザインです。
ニット帽を試着するときは、普段使っているメガネも一緒に合わせてみると、実際のスタイリングをイメージしやすくなります。
💡 ポイント
顔型だけでニット帽を選ぶ必要はありません。「トップの高さ」「折り返し幅」「かぶる深さ」の3つを調整しながら、髪型やメガネまで含めてバランスを見るのがコツです。
ニット帽の「形」を知ると選び方が変わる

ひとくちにニット帽といっても、その形はさまざまです。
頭に沿うコンパクトなものから、トップに余りを持たせるもの、防寒性を重視した耳当て付きのものまであり、形が変わればコーディネートの印象も大きく変わります。
自分に合ったニット帽を探すなら、まず代表的な形の違いを知っておきましょう。
ワッチキャップ|定番で取り入れやすいタイプ
折り返しのあるシンプルなワッチキャップは、ニット帽の中でも定番の形です。
比較的コンパクトなものが多く、ミリタリーやワークスタイルはもちろん、コートやジャケットなどのきれいめな服装にも取り入れやすいのが特徴です。
折り返し幅やかぶる深さによって印象を調整しやすいため、初めてニット帽を選ぶ人にも使いやすいタイプといえるでしょう。
ただし、ワッチキャップにも浅いものから深いものまであります。名称だけで判断せず、実際の深さや着用写真も確認して選ぶのがおすすめです。
ロングビーニー|トップの余りを楽しむタイプ
一般的なワッチキャップよりも丈が長く、頭頂部から後ろに生地を余らせてかぶるタイプです。
シルエットそのものに動きがあるため、シンプルな服装でも帽子がスタイリングのアクセントになります。
一方で、余りを大きく作るほどカジュアルな印象が強くなりやすいため、大人っぽく取り入れたい場合は、トップを極端に立たせず自然に後ろへ流すと合わせやすくなります。
服装とのバランスを見ながら、余らせる量を調整してみてください。
ボンバー/イヤーフラップ付き|防寒性と存在感を両立
耳当てが付いたボンバータイプやイヤーフラップ付きのニット帽は、耳まわりまで覆えるため、真冬の防寒アイテムとして実用的です。
同時に、顔の横にボリュームが生まれるため、一般的なワッチキャップとはかなり違った印象になります。
ミリタリーやアウトドア系のアウターとはもちろん、あえてシンプルなコートに合わせて帽子を主役にするスタイリングもできます。
VDS BIRDS EYEで扱うMARU SANKAKU PEKEのボンバーニットキャップのように、実用性だけでなくデザインそのものを楽しめるタイプもあります。
つば付きニット|キャップ感覚で取り入れやすい
ニット素材の本体につばを付けたタイプは、普段ベースボールキャップをかぶっている人にも取り入れやすい形です。
正面につばがあることで通常のニット帽とは顔まわりの見え方が変わり、スポーティーな印象も作りやすくなります。
「ニット帽をかぶると頭の形が気になる」という人でも、キャップに近い感覚で試しやすいでしょう。
一方で、つばの長さや本体のボリュームによって印象がかなり変わるため、横から見たシルエットも確認して選ぶのがおすすめです。
猫耳など耳付きタイプ|つくりの違いがシルエットに出やすい

猫耳をはじめとした耳付きニット帽は、遊びのあるデザインを楽しめるタイプです。
一見すると似たデザインでも、実際に手に取ると編み地の密度、素材感、縫製、耳部分の形や立ち上がり方などに違いがあります。
特に耳付きタイプは、耳の形がデザインの印象を大きく左右します。
生地が薄かったり形が安定しなかったりすると、かぶったときに耳が寝てしまったり、左右の形が揃いにくかったりすることがあります。一方、素材や編み方、縫製まで考えて作られたものは、着用したときの立体感まで含めてデザインされています。
価格だけを見ると似た商品に見えても、こうした部分は実際にかぶったときに差が出やすいポイントです。
VDS BIRDS EYEでは、Dodgeのラメツイード猫耳ニットキャップなど、帽子そのものをスタイリングの主役として楽しめるアイテムもセレクトしています。
「猫耳は少し個性的すぎるかな」と感じる場合でも、色や素材を落ち着かせれば、大人のコーディネートに遊びを加えるアイテムとして取り入れることができます。
💡 ポイント
ニット帽はデザインだけでなく、実際にかぶったときのシルエットが重要です。正面だけでなく横・後ろからも確認すると、形やつくりの違いが分かりやすくなります。
40代からのニット帽|子どもっぽく見えないための3つのコツ

年齢を重ねてから「以前は普通にかぶっていたニット帽が、なんとなく似合わなくなった」と感じる人もいるかもしれません。
だからといって、40代になったらニット帽を避ける必要はありません。
ポイントは、若く見せようとするのではなく、普段の服装になじむ色・デザイン・素材を選ぶことです。
色は黒・グレー・濃紺から選ぶ
どの色を選べばよいか迷ったら、まず試しやすいのが黒・グレー・濃紺などのベーシックカラーです。
アウターやパンツの色となじませやすく、帽子だけが極端に目立つのを避けやすくなります。
特に黒は、モノトーンのスタイリングだけでなく、ミリタリーやデニムなどにも合わせやすい万能色です。
もちろん40代だから明るい色を避ける必要はありません。
普段のコーディネートがシンプルなら、赤やオレンジ、ブルーなどのニット帽をアクセントとして使うのもよいでしょう。
あくまで「迷ったときはベーシックカラーから」が基本です。
ロゴやワッペンが目立たないものを選ぶ
大きなロゴやワッペンの付いたニット帽は、帽子そのものの主張が強くなります。
コーディネートを落ち着いて見せたい場合は、無地や小さなロゴなど、装飾を抑えたデザインから選ぶと取り入れやすくなります。
そのぶん、編み方や素材感、シルエットそのものがスタイリングのポイントになります。
一方、服装全体がシンプルなら、あえてロゴやグラフィックのある帽子をアクセントにする方法もあります。
大切なのは年齢でデザインを制限することではなく、全身の中で帽子だけが浮いていないかを見ることです。
素材の質でカジュアルすぎを回避する
ニット帽はカジュアルなアイテムですが、素材によって見え方はかなり変わります。
ウールを使ったものやカシミヤ混など、表情のある素材は、シンプルなデザインでも落ち着いた雰囲気を作りやすくなります。
細かな編み地で毛羽立ちを抑えたものなら、コートやジャケットなどのきれいめな服装にもなじませやすいでしょう。
ただし、高価な素材なら必ず大人っぽく見えるというわけではありません。
素材だけでなく、編み方・厚み・色・シルエットまで含めて選ぶことが重要です。
💡 ポイント
40代からのニット帽は「若く見えるもの」を探すより、普段着ている服に自然になじむものを選ぶ方が使いやすくなります。色・装飾・素材の3点から考えると選びやすいでしょう。
⇒40代のオーバーサイズの着こなし記事もアーカイブでありますので、そちらも良かったらぜひご覧ください。
今すぐ挑戦できる!40代メンズのオーバーサイズの着こなしを徹底解説記事はこちら
そのまま真似できるニット帽コーデ

ニット帽は単体で考えるより、アウターやメガネ、マフラーなどとの組み合わせで考えると取り入れやすくなります。
特に大人のスタイリングでは、全身をカジュアルにまとめるだけでなく、少しテイストの違うアイテムと組み合わせるのもおすすめです。
ここでは、普段のコーディネートに取り入れやすい3つの組み合わせを紹介します。
ミリタリーアウター×ニット帽|定番の外し方
MA-1やM-65、モッズコートなどのミリタリーアウターとニット帽は、相性のよい定番の組み合わせです。
どちらもカジュアルなアイテムなので自然になじみますが、全身をミリタリーやワークアイテムだけで固めると、少し重たく見えることもあります。
そんなときは、パンツやシューズで雰囲気を変えてみましょう。
たとえばミリタリーアウターに黒のニット帽を合わせ、パンツはワイドスラックス、足元はレザーシューズやジャーマントレーナーにする。
こうすると、ミリタリーの無骨さを残しながら、街着としてまとまりやすくなります。
反対に、デニムやカーゴパンツ、スニーカーを合わせれば、よりカジュアルな方向へ寄せることもできます。
💡 ポイント
ニット帽とアウターのテイストを揃えたら、パンツや靴で少し違う要素を加える。大人のニット帽コーデを作りやすい方法のひとつです。
きれいめのコートやジャケット×ニット帽
ニット帽は、ダウンジャケットやブルゾンだけに合わせるものではありません。
チェスターコートやステンカラーコート、テーラードジャケットなど、きれいめなアイテムに合わせると、コーディネートを適度に崩すことができます。
この場合は、ボリュームの大きなニット帽よりも、比較的すっきりとしたワッチキャップなどから試すと合わせやすいでしょう。
黒・チャコール・ネイビーなど落ち着いた色なら、ウールコートなどの素材感にも自然になじみます。
ジャケットにシャツ、革靴といったスタイルにニット帽を加えるのもひとつの方法です。
きれいにまとめすぎず、少しだけカジュアルな要素を加えたいときに使えます。
ニット帽×メガネ×マフラーの小物合わせ
秋冬は、ニット帽だけでなくメガネやマフラーなど、顔まわりに複数の小物を合わせることがあります。
ここで意識したいのが、すべてを主役にしないことです。
存在感のある太めのメガネをかけるなら、ニット帽は無地でシンプルにする。柄のあるマフラーを巻くなら、帽子とメガネは色数を抑える。
このように、どこかひとつにポイントを作ると整理しやすくなります。
反対に、黒のニット帽・黒縁メガネ・無地のマフラーなど、色を近づけて顔まわりをまとめる方法もあります。
VDS BIRDS EYEで扱っているEFFECTORなど、存在感のあるフレームとニット帽を合わせる場合にも、この考え方は使いやすいでしょう。
💡 ポイント
ニット帽・メガネ・マフラーを全部目立たせるのではなく、「どれをポイントにするか」を決めると顔まわりがまとまりやすくなります。
長くかぶれるニット帽の選び方とお手入れ

気に入ったニット帽は、できるだけ長く使いたいものです。
ただし、ニット帽は伸縮する編み物なので、使い方や保管方法によって少しずつ形が変化することがあります。
購入するときはデザインだけでなく、素材や編み地を確認し、購入後はその製品に合った方法でケアすることが大切です。
編みの密度と素材で伸びにくさが変わる
ニット帽の形の保ちやすさには、使用している糸だけでなく、編み方や編み地の密度、厚み、伸縮性などさまざまな要素が関係します。
同じウール素材でも、ざっくり編まれたものと密度の高いものでは、手触りやフィット感、かぶったときのシルエットが異なります。
購入するときは素材表示だけを見るのではなく、実際に触ったときの厚みや弾力、縫製、折り返し部分なども確認してみましょう。
特に毎日のように使うニット帽では、締め付けが強すぎないか、反対に最初から緩すぎないかも確認しておきたいところです。
なお、どの素材が「伸びにくい」と一概に決めることはできません。
糸の種類や混率、編み方、着用頻度、保管方法などによっても変わるため、素材だけで耐久性を判断しないようにしましょう。
洗い方と、型崩れさせない干し方
ニット帽は汗や皮脂が付きやすいアイテムですが、すべての製品を家庭で洗えるわけではありません。
まず確認するのは洗濯表示です。
家庭洗濯ができる場合も、素材や製品によって推奨される洗い方は異なります。洗剤の種類や水温についても、洗濯表示やメーカーの案内を優先してください。
洗った後は、強く絞ったりねじったりせず、タオルなどでやさしく水分を取ります。
ニットは濡れた状態で吊るすと自重で伸びる場合があるため、製品に応じて形を整えて平干しする方法などが適しています。
乾燥機についても、縮みや型崩れにつながる可能性があるため、洗濯表示で使用できることが確認できない場合は避けた方が安心です。
ウールやカシミヤなど家庭での洗濯に注意が必要な素材は、無理に自己流で洗わず、表示に従ってクリーニングを利用する選択肢もあります。
💡 ポイント
ニット帽のお手入れは「ニットだからこの方法」と一括りにしないことが大切です。素材名だけで判断せず、まず洗濯表示とメーカーの案内を確認しましょう。
バイヤーが選ぶ、大人がかぶれるニット帽
大人が長く使えるニット帽を選ぶとき、VDS BIRDS EYEでは単にベーシックなものだけを基準にしているわけではありません。
シンプルな服装に自然になじむものもあれば、帽子ひとつでスタイリングの印象を変えられるものもあります。
大切にしているのは、素材・形・かぶったときのシルエットまで含めて、その商品ならではの魅力があることです。

たとえばWhimack(ウィマック)のような大人のスタイリングに取り入れやすい帽子、
https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_whimack/gd3896

MARU SANKAKU PEKEのボンバーニットキャップのように形そのものを楽しめるもの、
https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_marusankakupeke/gd3920

ACANTHUSのウェアと自然に合わせられる帽子など、それぞれに違った選択肢があります。
https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_acanthus/br_acanthus_hat
「無難なニット帽をひとつ」ではなく、自分の普段の服装やメガネ、アウターまで想像しながら選んでみてください。
ニット帽のかぶり方に関するよくある質問
最後に、ニット帽を選んだりかぶったりするときに迷いやすいポイントをまとめます。
絶対的な正解があるものではありませんが、ニット帽がしっくりこないときの調整方法として参考にしてください。
ニット帽は耳を出すのと隠すのと、どちらが正解ですか?
どちらでも問題ありません。
ファッションとしてバランスを取りたい場合は、まず耳が一部隠れる程度から試し、浅くしたり深くしたりして調整すると分かりやすいでしょう。
寒い日は耳を完全に覆うなど、防寒性を優先しても構いません。
帽子の形や耳の位置にも個人差があるため、「耳を何cm出す」と厳密に決める必要はありません。
ニット帽は眉毛を出した方がいいですか?
必ず出さなければならないわけではありません。
ただ、深くかぶったときに顔が詰まって見える場合は、眉や額が少し見える位置まで上げると印象が変わることがあります。
逆に深めにかぶった方が好みのスタイルに合う場合もあります。
鏡で正面だけでなく横からも確認して、自分に合う位置を探してみてください。
ニット帽をかぶると顔が大きく見えるのはなぜですか?
帽子の深さや幅、折り返しのボリュームなどによって、顔との比率が変わって見えるためです。
頭にぴったり沿う小さなニット帽では顔の輪郭が目立つことがありますし、反対にボリュームが大きすぎても帽子と顔のバランスに違和感が出る場合があります。
少し深さを変える、折り返し幅を調整する、違うボリュームの帽子を試すなど、いくつか比較してみるのがおすすめです。
40代・50代でもニット帽をかぶって大丈夫ですか?
もちろん年齢による決まりはありません。
落ち着いたスタイルにしたい場合は、黒・グレー・ネイビーなどの色や、装飾を抑えたデザインから試すと普段の服装になじませやすくなります。
一方で、コーディネートのアクセントとして明るい色や個性的なデザインを取り入れるのも選択肢です。
年齢よりも、普段の服装とのバランスを基準に選ぶ方が自然です。
ニット帽とメガネを合わせるときのコツはありますか?
帽子とメガネの両方に存在感がある場合は、顔まわりが重く見えないよう、ニット帽の深さを調整してみましょう。
少し額を見せるだけでも、帽子とフレームの間に余白が生まれます。
また、太いフレームなら帽子をシンプルにするなど、どちらをスタイリングのポイントにするか決める方法もあります。
この記事のポイント
💡 ポイント
- ニット帽が似合わないと感じたら、まずかぶる深さを変えてみる
- 「耳が半分隠れる」位置は調整を始める目安のひとつ
- 折り返し幅やトップの余りでも顔まわりの印象は変わる
- 顔型だけで決めず、髪型やメガネまで含めてバランスを見る
- ワッチ、ロングビーニー、イヤーフラップなど形によって印象は大きく異なる
- 40代以降も年齢で制限せず、普段の服装になじむものを選ぶ
- 大人っぽく見せたい場合は色・装飾・素材感を意識する
- 洗濯やお手入れは素材名だけで判断せず、洗濯表示を優先する
まとめ
ニット帽は、かぶり方を少し変えるだけでも印象が変わるアイテムです。
「自分にはニット帽が似合わない」と感じている人も、帽子そのものが合わないとは限りません。
まずは深さを少し変えてみる。折り返し幅を調整してみる。後頭部の余りを変えてみる。
それだけでも、これまでとは違ったバランスが見つかることがあります。
また、顔型だけにとらわれるのではなく、髪型やメガネ、アウターなど全身のスタイリングの中でニット帽を見ることも大切です。
VDS BIRDS EYEでは、ベーシックなものから、Whimack(ウィマック)、MARU SANKAKU PEKE、ACANTHUSなど、コーディネートのアクセントになる帽子までセレクトしています。
「いつもの服装に何かひとつ足したい」というときにも、ぜひニット帽を取り入れてみてください。
ファッションの着こなしに役立つコラムも公開中
VDS BIRDS EYEでは、洋服やファッション小物のお手入れ方法、素材の特徴、着こなしのコツなど、毎日のファッションに役立つコラムを公開しています。
ニット帽の合わせ方だけでなく、40代からのファッションや帽子・メガネなどの小物選びについても紹介しています。
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