
スマホ操作やPC作業、細かな手作業に便利な「指なし手袋」。
指先の自由度が高く、作業のジャマにならないため、冬のビジネスワークやリモート勤務でも注目が高まっています。
一方で、
「指が出て寒くないの?」
「カジュアルになりすぎて軍手みたいに見えない?」
と不安を感じる方も多いはず。
そこで本記事では、機能的かつ大人が付けてもおしゃれに見える“指なし手袋の選び方”を徹底解説。さらに、指なしの弱点(寒さ)を克服した“進化系手袋” まで紹介します。
なぜ今、メンズに「指なし手袋」が選ばれているのか?

一般的なフルフィンガー(指まで覆う手袋)が主流である中、近年は指なし手袋の人気が再燃しています。理由は、生活スタイルが変わり、「指先を使う時間」が圧倒的に増えたためです。
着けたままスマホ・PC・カメラ操作がノーストレス
指先が自由なので、タイピング・スマホ操作・カメラのシャッター操作までスムーズ。
寒い日の外撮影やリモートワークでも「手袋を外すストレス」がゼロになります。
屋内でも着けっぱなしにできる(冷え性対策)
オフィスや部屋の暖房が弱いと、冬は指先が冷えて作業効率が落ちがち。
指なし手袋なら「手の甲」を温めつつ、指先は動かし続けられるため、冷え性対策としても相性抜群です。
あえての「指なし」がファッションのアクセントになる
レザーやウール素材の指なし手袋は、シンプルな冬コーデにアクセントを加える存在。
大人のカジュアルスタイルやストリート、古着系とも好相性で、さりげない個性を演出できます。
【注意点】指先が凍える・カジュアルになりすぎる問題
デメリットは、気温が低いと指先が冷えること。
また、素材によっては“軍手感”が出やすく、キレイめの服と合わせにくいケースもあります。
【新定番】指なしの「寒さ」を克服!必要な時だけ指が出る「SoH(ソウ)」

指なし手袋を探している方におすすめしたいのが、必要な時だけ指が出せるフルフィンガー手袋。
日本のブランド「SoH(ソウ)」は、その構造を最も洗練された形で実現しています。
SoHは、日本ならではの細やかな技術と職人気質が宿ったブランドで、“実用性をどこまでも突き詰める”姿勢が特徴。派手なマーケティングはせずとも、使って初めて良さが分かるという、日本らしいモノづくり精神を体現しています。
指なしの「操作性」と手袋の「暖かさ」を両立したミトン構造
SoHの手袋は、指先にスリットが入り、必要な時だけ素手が出せる仕様。
スマホやカメラ操作のときは指を出し、寒いときはしまえばフルフィンガーに。
指なし・フルフィンガーの“良いとこ取り”です。
指先が隠れるから、ビジネスや大人の街着でも浮かない
完全な指なし手袋は「カジュアルすぎる」問題がありますが、SoHは収納されているミトンで覆えるので上品な印象のまま。
スーツやコートなど大人の冬服とも相性抜群です。
PC作業時は指を出して、外出時は指をしまう2WAYスタイル
リモートワークでは指を出して作業、外に出るときはサッと収納。
この切り替えが1秒でできるので、PC×外出を往復するライフスタイルにハマる仕様です。
SoHのおすすめモデル

SoH 覆 Veil 手袋

手袋をしながら操作しやすいのが魅力。
本体生地のエアロゲルファブリックは、90%以上が空気で構成されており、断熱性は宇宙服にも採用されるほど高く、軽くて柔らかな着け心地。

スマートウォッチも操作しやすく、手袋の長さもそれにあわせて長くしすぎない配慮も◎

指を覆いたいときは、手の甲に入っているベールを取り出せば(ポケットは意匠登録済み)

このように完全に覆うことができます。
薄手でストレッチ性のある透湿防水生地を採用。蒸れにくく雨風にも強く、気候や気温に合わせて使い分けできます。
ここまで考えられたSoHの手袋。まさにここまでの拘りは日本ブランドらしい完成度ですね。
SoH(ソウ)ってどんなブランドなの?

SoH(ソウ)は日本の手袋の産地・香川で生まれた、職人気質の手袋ブランドです。
海外のように大規模マーケティングで知名度を上げるタイプではなく、
“使う人の生活を本気で快適にするものづくり”をコツコツ積み重ねてきた、まさに日本らしい技術系ブランド。
特徴は、
単なる“スマホ対応”に留まらない 徹底したユーザー目線の設計。
- スマホ操作の精度
- 自転車通勤の安全性
- 冬の屋内外での使いやすさ
- ファッションとしての自然さ
こうした細かな部分を「実際の生活シーン」から逆算して作り込んでおり、
とにかく “痒いところに手が届くグローブ” として評価されています。
特に象徴的なのが 指先スリット構造。
導電レザーでは絶対に実現できない「指紋認証が使える」「細かなフリックがそのままできる」という唯一無二の体験は、海外ブランドにはほぼ見られない日本ならではの発想です。
日本の家電・文房具・調理器具などにも通じる、
“世界戦略は苦手でも、使い心地は世界トップクラス”
という日本ブランドの魅力が、そのまま手袋に落とし込まれているような存在です。
用途に合わせて選ぶ!メンズ指なし手袋の選び方
![モンベルの「指なし手袋」が万能すぎる…現代人のマストアイテムでしょ | CAMP HACK[キャンプハック]](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/11/re_IMG_5547.jpg)
指なし手袋は、用途を明確にすると選びやすくなります。
暖かさ・素材感・操作性のバランスがポイントです。
【屋内・PC作業】薄手で伸縮性のある「ニット・コットン素材」
軽い・蒸れにくい・タイピングしやすい。
長時間のデスクワークに最適。
【外出・ファッション】防風性が高く見栄えする「レザー・ウール素材」
街着と合わせやすく、冬コーデを上品に仕上げる素材。
特にレザーのフィンガーレスはファッション好きに人気です。
【アウトドア】耐久性とグリップ力のある「フリース・ナイロン素材」
キャンプ・撮影・サイクリングなど、屋外でハードに使う場合におすすめ。
指の長さ(第一関節まで隠れるか、完全に手の甲だけか)
指の露出量によって暖かさと操作性が変わるため、ここは意外と重要なポイント。
【PC作業・室内向け】薄手で快適な指なし手袋おすすめ5選
ここではデスクワーク、ゲーミング、在宅勤務など「室内用途」に絞った5選を紹介します。
841(ヤヨイ)|ハンドウォーマー
![[841(ヤヨイ)] 上質シルク ハンドウォーマー MAX (厚手) スマホ 手袋 指なし 絹 日本製](https://m.media-amazon.com/images/I/81HdVko93xL._AC_SX425_.jpg)
医療・スポーツ分野でも使われる機能性ニットを得意とする日本ブランド。薄手なのに手の甲がしっかり温まり、タイピングやマウス操作の邪魔にならない作りが魅力。縫製が丁寧で肌当たりが良く、長時間の作業でもストレスが少ないモデルです
Tabio(タビオ)|メンズ デオセル五本指切替
無印良品|ウール混 指を通せるミトン

見た目はミトンですが(手の甲の覆い部分を被せると)必要な時だけ指を出せる便利設計。シンプルでどんな服にも馴染むため、オフィスでの使用にも向いています。ウール混で保温力もほどほどにあり、「寒いけど指先は使いたい」という場面に最適なバランスの良いモデル。
Johnstons(ジョンストンズ)|カシミヤ リストウォーマー

上質なカシミヤならではの柔らかさと軽さが際立つ一品。温度調整能力に優れたカシミヤは、冬の室内の乾燥・冷えにとても強く、素肌に触れる心地よさは段違い。細かい作業用というよりは“贅沢なデスクワーク用防寒具”といった雰囲気です。
ROTOTO(ロトト)|シームレスハンドウォーマー ”ウール フリース”

ウールの自然な保温性と、フリースの柔らかく軽い肌当たりが相まって、長時間のデスクワークや外出でも快適さを維持。
指なしの形状ながら、指の動きやすさ・温かさ・装着感のバランスが非常に良く設計されています。
素材感の雰囲気と色合いが◎
【ファッション・外出向け】おしゃれな指なし手袋おすすめ5選
冬の街着として映えるおしゃれなフィンガーレスモデルを厳選。
素材の高級感やデザイン性を重視したラインナップです。
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)|フィンガーレスグローブ

ファッション性で言えば群を抜く存在。あえての“指なし”がモードな印象をつくり、コーデの主役にもなるデザイン。街着としての完成度はさすがハイブランドという一品。
DENTS(デンツ)|フィンガーレス ペッカリー

「手袋の王様」と呼ばれるデンツ。他に無いウールの質感はさすがの一言。
BLACK SHEEP(ブラックシープ)|フィンガーレスニットグローブ
![BLACK SHEEP (ブラックシープ) [FMITT] フィンガーレスグローブ / ユニセックス カットオフグローブ / ウール ニット 手袋 指なし 指切れ / スマ-トフォン対応](https://image1.shopserve.jp/rol.co.jp/pic-labo/llimg/blkshp-fm-mitt_000.jpg?t=20211128214126)
英国の伝統的なシープスキンニットブランド。オイルドウールの風合いが無骨ながらも温かみがあり、冬の街着に自然に馴染む雰囲気があります。指なしでも防寒性が高く、手元のアクセントとしても優秀。
IL BISONTE(イルビゾンテ)|ナイロンミトン手袋

イタリア発のレザーブランド IL BISONTE(イルビゾンテ) のナイロンミトン手袋は、ブランドらしい上質な雰囲気と機能性を両立した一品です。
Ralph Lauren(ラルフローレン)|ラグビーフィンガーレスグローブ

クラシックなスポーツ要素とトラッドな雰囲気が同居したデザイン。ラルフらしい配色・ロゴが効いていて、指なし手袋でも品よくまとまります。普段の街着に“ちょっと華”を添えるアイテムとして優秀。
【アウトドア・機能派向け】タフに使える指なし手袋おすすめ5選
アウトドアや撮影、アクティブな環境に強い耐久性・保温性を備えた指なし手袋を紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)|ウィンドストッパーイーチップ

風をシャットアウトするGORE-TEX INFINIUM採用で、防風性が非常に高いモデル。指なしでも体感温度が下がりにくく、ハイキングや冬の外作業にも使いやすい。ノースらしい都会的なルックスも◎。
mont-bell(モンベル)|クリマバリア フィンガーレスグローブ

軽量で保温力が高い“クリマバリア”素材を採用。モンベルらしい機能性の高さと価格のバランスが魅力で、普段使いからキャンプまで幅広く活躍します。日本ブランドだからこそ、サイズ感も日本人の手に馴染みやすい。
Coleman(コールマン)|フィンガーレス手袋

アメリカ生まれの老舗アウトドアブランド“Coleman(コールマン)”のミトングローブ。ミトンで指先をすっぽり覆うことも、少し出して使うことも可能な2WAY仕様。柔らかく、しっかりとした質感と秋冬らしいほっこりとした風合いのフェルト生地を使用。
Foxfire(フォックスファイヤー)|クロロプレンフィンガーレス

“寒冷地の釣り”を想定したモデルで、耐寒性と操作性のバランスが素晴らしい。クロロプレン素材は水濡れに強いため、アウトドアの悪天候でも性能をキープ。指なし手袋としてはかなりタフな部類に入ります。
Grip Swany(グリップスワニー)|G-1 レギュラータイプ(指なしモデル)

焚き火やキャンプで絶大な人気を誇るブランド。厚みのあるレザーが耐久性抜群で、ガシガシ使ってもへこたれない頼もしさがあります。無骨なデザインがアウトドアスタイルを引き立てる、まさに“男の相棒”的手袋。
バーズアイがセレクトするおすすめ冬小物

Dodge ラメツイード猫耳ニットキャップ
猫耳の帽子シリーズやマフラーが充実。変わり種ですが、女性に人気のブランドです。

VOIRY サンデーパンツ-CORDUROY
秋冬といえばコーデュロイパンツ。1万円アンダーで雰囲気のパンツが手に入るので定評のVOIRY ヴォイリーのアイテムです。

ROSTER SOX ウールラメソックス
ラメが入ったウールソックス。ほとんど見えない靴下はこれぐらい主張するぐらい実はちょうどよかったりします。

Porter Classic WEATHER CHINESE DOWN JACKET
10年以上トレンドに左右されず作り続けているポータークラシックのチャイニーズダウンジャケット。ビジネスにもカジュアルにも使えるオススメの逸品

VDS ヘヴィーウェイト クルーネックスウェット
当店でロングセラーの冬用の肉厚の度詰めスウェットです。裏毛があったかく、街着としてはもちろんルームウェアやパジャマとしても非常に暖かくオススメです。
冬はもうずっとこれでOKな逸品。パーカーやジップパーカーもあります。

VDS ヘヴィーウェイト スウェットパンツ
スウェットと同じ12オンスの肉厚な空気紡績糸を使用したスウェットパンツです。
アッシュグレーの明るめのグレーがお洒落。ブラックもあります。

VDS シェルフリース リバーシブルスタンドジャケット
ナイロンとフリースのリバーシブルで着られるジャケットです。冬は一つあるととっても便利。車の中に常備しておいても良いですね。
まとめ
指なし手袋は、スマホ・PC・撮影など「指先の自由さ」が求められる現代の生活に非常にマッチしたアイテムです。
素材や形状を選べば、屋内・外出・アウトドアのどれでも便利に使えます。
ただし、指先が露出するため寒い日には物足りないこともあり、カジュアルな印象になるリスクもあります。
その弱点を補う存在として、SoHの“指を出せるフルフィンガー手袋”のような進化系モデルは非常に有効です。
SoHは派手なブランドではありませんが、細部の作り込みやスリット設計の自然さなど、「日本の職人気質」が色濃く表れたものづくりが魅力。
使い続けるほど「こういうのが欲しかった」と感じる、日常に寄り添う手袋です。
指なし手袋を探している方も、一歩進んだ2WAYモデルを探している方も、
ぜひ自分の使い方に合った手袋を選んで、冬の作業や通勤をより快適にしてみてください。