
ファッション感度の高い人ほど、一度は耳にしたことがある「Porter Classic(ポータークラシック)」。
上質な素材使いと唯一無二の世界観で、芸能人やスタイリストにも愛用者が多いブランドです。
しかし、そんな人気ブランドにも関わらず──
ネット上では「ポータークラシックってダサいの?」という声がちらほら見られます。
実際にファッション業界でバイイングに関わる立場から見ても、
その評価には誤解とブランド特有の哲学の両方が入り混じっています。
そこで今回は、バイヤーの視点から「ダサい」と言われる理由と、
逆におしゃれに見せるコーディネートのコツをわかりやすく解説します。
はじめに — なぜ「ポータークラシック ダサい」という声があるのか?

上質な素材と独自のデザインでファッション好きを魅了する「Porter Classic(ポータークラシック)」。
しかしネット上では、「ダサい」「難しい」といった声も散見されます。
実際のところ、その評価はどこから来るのでしょうか?
今回は、バイヤー目線で“なぜそう見えるのか”、そして“どう着こなせば魅力を最大限に引き出せるのか“を徹底解説します。
ゆるシルエットへの評価
ポータークラシックの代名詞とも言える「ゆったりとしたシルエット」は、時代の流れとともに評価が大きく変わってきました。
一昔前までは、「だらしなく見える」「体型を選ぶ」といった声もありましたが、現在ではリラックス感と上質さを両立した大人の装いとして高く評価されています。
ゆるさの中に計算されたライン、素材の落ち感、そして独自の染めによる奥行きのある表情。これらが組み合わさることで、単なるオーバーサイズではなく“スタイル”としての完成度を生み出しています。
ストリートにもモードにも寄らない、ニュートラルでタイムレスな服づくり。それがポータークラシックが多くのファッション愛好家から支持される理由のひとつです。
ブランドとしてのポータークラシックの立ち位置
ポータークラシックは、国内ブランドの中でも特に「思想」と「職人技」を重んじるブランドとして確固たる地位を築いています。
トレンドを追うのではなく、“長く着られるものづくり”を軸にしたクラフトマンシップがブランドの根幹です。
日本製にこだわり、京都の染色技術や伝統素材を積極的に採用する一方で、アメリカやヨーロッパのワーク・ミリタリー・カルチャーにも深く根ざしています。
その結果、ポータークラシックは「流行の服」ではなく、「人生に寄り添う服」として多くのファンを獲得してきました。
ファッション感度の高い層だけでなく、本質的な価値を求める大人たちに愛されるブランド——。
それが今のポータークラシックの立ち位置と言えるでしょう。
世代を超えて愛されるブランドだからこそのギャップ
ポータークラシックは、流行とは距離を置いた「普遍的なものづくり」が軸。
その結果、トレンドを追う層や若年層から見ると、「古い」「地味」と感じられることがあります。
しかし、その「時代に左右されない佇まい」こそがブランドの本質。
このギャップが“ダサい”と感じるか、“渋い”と捉えるかを分けています。
口コミ・評判から見る「ダサい」と言われる理由

アンケート・ネット上のネガティブな意見
実際のSNSやレビューサイトでは、以下のような意見が目立ちます。
シルエットがダボっとして見える
ポータークラシックはゆったりしたシルエットが特徴。
体型や着こなし方によっては、“ルーズすぎる”“だらしなく見える”という印象を持たれることがあります。
デザインの主張が強くてコーデに組み込みづらい
刺し子やインディゴ染め、独特の素材感など、存在感があるため、
他ブランドとのバランスが難しく、“合わせ方が分からない”という声も。
価格が高いことによる期待とギャップ
素材や縫製のクオリティは非常に高い一方、
一見するとシンプルに見えるデザインが多く、“値段の割に地味”と感じる層もいます
ポジティブな意見・支持者の声
もちろん、ファッション業界人や愛用者からの支持も厚く、
「ダサい」とは真逆の意見も多数あります。
素材・縫製の良さ、品質の裏付け
「一度袖を通すと分かる」「生地の深みがすごい」など、
着心地や経年変化への満足度は非常に高いです。
デザインの独自性、他人と被らないという魅力
大量生産・量販ブランドとは一線を画す個性があり、
「他人と被りたくない」「本物志向」という層に圧倒的支持を得ています。
長く使えることへの評価
流行に流されないデザインは、10年経っても古くならない。
愛着を持って育てる感覚が、多くのファンを惹きつけています。
「ダサく見える」原因とコーディネートの注意点

サイズ感とシルエットのバランスの取り方
ルーズなアイテムが多い分、全身ゆるめでまとめると“野暮ったく”見える危険があります。
トップスがゆったりなら、パンツはやや細めに。
ボリュームのあるパンツなら、トップスをコンパクトにまとめるのがポイント。
アイテムを選ぶ際のポイント(色・柄・素材)
まずはネイビーやブラックなどの定番色から取り入れると失敗しにくいです。
刺し子やインディゴ染めなどは、光の当たり方で表情が変わり、シンプルでも深みが出ます
コーディネートでNGな組み合わせ例
全身ワイド × スニーカー(メリハリが消える)
・濃色×濃色で重たく見せる
・ブランドの個性を打ち消す派手なロゴアイテムとの併用
「バランス」「抜け感」「素材感の対比」がキーワードです。
改善のコツ・おしゃれに見せる着こなし・アクセントの入れ方
・シャツは袖を少しロールアップして軽さを出す
・バッグや帽子など、小物でカジュアルダウンする
・素材の“重み”に対して、軽いカラーアクセント(白・生成り)を添えると上品にまとまります
ポータークラシックのおすすめアイテム5選
SASHIKOシリーズ

素材の刺し子柄が際立つ、ポータークラシックを象徴するジャケットです。ゆったりとしたシルエットでありながらも、立体感のある刺し子加工が上品な存在感を放ちます。長く着込んでいくほどに風合いが増す一着として、ワードローブにぜひ加えたいアイテム。
👉 VDS BIRDS EYEで詳細を見る
https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3301
CHINESEシリーズ

ワーク感とモダンさが融合した「CHINESE」シリーズ。中華服のディテールをヒントにしたカフスや前立てのデザインが特徴で、ポータークラシックならではの遊び心が光ります。セットアップでも単体でも、品良く仕上がる万能シリーズです。「CHINESE」シリーズは一過性ではなく、ポータークラシックがずっと作り続けている定番デザインのため安心して取り入れやすいです。
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https://www.birdseye.ne.jp/c/br/br_porterclassic/gd3294
定番 CLASSIC SHIRT

定番中の定番、ポータークラシックの「CLASSIC SHIRT」。ゆるシルエットながら上質なガーゼやインディゴ染めを用い、長く愛用できる仕上がりです。1枚でサマになり、ジャケットのインナーとしても活躍します。
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定番 GENE KELLY CHINOS

クラシックな映画俳優の名を冠したチノパンツ。ややワイドなシルエットと上質なコットンツイル素材が特徴で、ゆるさときちんと感のバランスが絶妙です。着回し力も高く、普段使いからきれいめまで幅広く対応します。
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SATCHMO CHINOS

無駄のない美しいラインが魅力のチノパンツ。「SATCHMO」シリーズは、軽やかな素材感とスッキリとしたシルエットで、上品に穿きこなせる一本です。トップス次第でオンにもオフにも対応し、長年のパートナーとして活躍します。
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まとめ:ポータークラシックを「理解して着こなす」ことで、真のおしゃれが完成する

ポータークラシックは、一見すると「ゆるい」「ダボっとしている」と感じる人もいるかもしれません。ですが、その“抜け感”こそが計算されたデザインであり、国内外のファッション関係者が惚れ込む理由です。着込むほどに生地が体になじみ、経年変化によって唯一無二の表情を見せてくれるのは、このブランドならでは。トレンドとは一線を画し、自分らしさを大切にしたい人にこそふさわしい存在です。
バーズアイでは、定番のSASHIKOシリーズをはじめ、CHINESEジャケット、GENE KELLY CHINOSなど、ポータークラシックを代表する名作アイテムを豊富にラインナップしています。すべて実際にバイヤーが手に取り、素材の風合いやシルエットを確かめたうえで厳選しているため、安心してお選びいただけます。
「ダサい」という言葉の裏にある“深いこだわり”を理解したとき、ポータークラシックの魅力は何倍にも膨らみます。流行ではなく、本物を求める大人のあなたへ。
ぜひVDS BIRDS EYEで、ポータークラシックの世界観を体感してください。