
横浜発の眼鏡レーベル「一寸一杯」から、第2弾となるアイテム 「一寸二杯」がリリースされました。 ヴィンテージ眼鏡屋のセンスと、こだわり抜かれたデザイン思想を受け継ぎつつ、 ブランドのフィロソフィーが色濃く反映された新作モデルです。
今回は、「一寸一杯」とは何かという根本から、今回登場した「二杯目(=一寸二杯)」がどんな魅力を持っているのか、 ブランドの背景や活用シーンと合わせてわかりやすく紹介します。
一寸一杯とは?ユニークなネーミングに込められた思想

「一寸一杯」は、横浜のヴィンテージ眼鏡屋素敵眼鏡 MICHIOさんと、 クリエイティブディレクター / 音楽プロデューサーの庄司信也氏が手がける 独自の眼鏡レーベルです。
一寸一杯と書いてちょっといっぱいと読みます。
ブランド名は、両氏の趣味である「痛飲」から着想を得ており、 一杯目の酒を楽しんだあと、ちょっともう一杯——という気持ちをそのまま名前に落とし込んだユニークなもの。 見た目の粋さだけでなく、眼鏡をかける文化や日常の楽しみを象徴するようなブランドコンセプトになっています。
紫外線防止やキャラクターの強調といった実用性はもちろん、 粋なコーディネートにまで対応するレンズ・フレーム設計が特徴で、 “道具としての眼鏡”と“ファッションアイテム”の両面を自然に満たすプロダクトです。
一寸一杯の第一弾モデルを振り返る

第一弾として発表された眼鏡は、エレガントなウェリントンフレームをベースにした 「庄司信也モデル」としてリリースされました。
こちらはアメリカ製60年代の俳優が掛けていた眼鏡にインスパイアを受け、 鯖江産のアセテートを用いたクラシックなシルエットで仕立てられています。
そのシンプルかつ骨格に馴染むデザインは、カジュアルでもきれいめでも活躍し、 コーディネートの“味付け”としても優秀な一足でした。
また、色違いやレンズ違いなど豊富なバリエーションも展開されており、 アイテムは即完売する人気ぶりを見せるほどの注目度でした。
エレファントカシマシのボーカルの宮本さんが愛用するなどでも話題になりました。
ついに登場の二杯目「一寸二杯」——新作モデルの魅力

そして今回リリースされたのが、いわば「二杯目」の意味を持つ 「一寸二杯」です。 最初の一杯を楽しんだ後の“もう一つの選択肢”として登場するこのモデルは、 ブランドのコンセプトをさらに深く体現した一品です。
元となる第一弾のデザイン要素を継承しつつ、より現代的で馴染みやすいシェイプとなっており、 視覚的にも着用時のニュアンスにも落ち着いた印象があります。
一寸一杯が少し角張ったフォルムで、一寸二杯は少し丸みがあるフォルム。
どちらも良さがありますので、気分に合わせて選びたいですね。
日常生活での実用性を損なうことなく、ファッションアイテムとしての存在感も高い仕上がりです。
鯖江産のハンドメイドフレームは、職人の手仕事によって丁寧に整えられ、 レンズの色やフレームカラーとの組み合わせによって、多彩な表情を見せるのもポイント。
「一寸二杯」は、オフビートな気分から生まれた

今回の「一寸二杯」は、デザイナー庄司氏の個人的な心境の変化から始まったモデルでもあります。
「少しだけ落ち着いた、オフビートな眼鏡を掛けたくなった」 そんな想いが出発点でした。
年齢を重ねるにつれ、これまでのウェリントン型とは異なる、 もう少し“渋み”や“奥行き”を感じさせるフォルムに挑戦したいと考えました。

日頃から膨大な写真に触れ、琴線に触れたイメージをアーカイブする庄司氏。 ある日、とある海外俳優の写真が目に留まりました。 やや舐め気味のアングルで写るその眼鏡姿に、強烈な印象を受けたそうです。
一寸一杯の定番であるやや角張ったウェリントン型から一歩踏み出し、 丸みを帯びたボストン型へとシフト。 “ヤンチャさ”を少し抑え、より奥行きと柔らかさを持たせる設計へと進化させました。
MICHIO氏と幾度も打ち合わせを重ね、 顔の大小を問わずフィットする設計、 テンプルの痛みを軽減する快適性も継承。 ヴィンテージの空気感と、現代の実用性を両立した一本が完成しました。
「メガネひとつで人間が変わるわけではない。だが、心持ちや他人に与える印象は変わるはずだ」
“正解”をなぞるのではなく、 見え方や思い込み、勘違いさえも創造の種にする。 その自由さこそが「一寸二杯」の魅力です。
「出鱈目に楽しんでほしい」そんな遊び心から、今回のモデル名は どこか映画的なニュアンスを感じさせるネーミングに。
フレーム × レンズ × モデル名

モデル名:三遊亭ウェイド
カラー:黒縁フレーム/15%グレーレンズ

モデル名:春風亭レイニー
カラー:鼈甲(ベッコウ)フレーム/35%グリーンレンズ

モデル名:蜃気楼ウィリー
カラー:薄荷(はっか)フレーム(やや薄色アンバー・裏ミドリ /17%薄緑レンズ

モデル名:春風ウィリアム
カラー:生成り(ベージュササ)フレーム/クリアレンズ
価格は前作同様 ¥27,500。
一杯目を味わった方も、まだの方も。 この“二杯目”はきっと、新しい自分の表情を引き出してくれるはずです。
どんなシーンにおすすめ?活用アイデア&スタイリング

「一寸一杯」は、 普段使いのファッションアイテムとして魅力的です。外出時やドライブ、街歩き、 また少しフォーマルな装いにも自然と溶け込みます。
例えば、クラシックなウェリントンフレームは 大人の上品さを演出しつつ、カジュアルジャケットやシャツスタイル、 ニットと合わせてもバランスがよく、コーデ全体のアクセントになります。
また、UVカット率・眩しさ対策にも配慮されたレンズ設計は、 これからの季節の外出時にも重宝します。
なぜ「一寸一杯」が支持されるのか?ブランド哲学に迫る

「一寸一杯」の魅力は、単なるトレンド眼鏡ではないことにあります。 デザイン性と実用性を両立し、かつブランドコンセプトに一貫性があることが支持される理由です。
趣味やライフスタイル、そこに宿る豊かな感性を象徴するような名前と、 “気取らない遊び心”が感じられるプロダクトは、 ただ眼鏡をかけるだけでコーデに奥行きを与えてくれます。
ブランド側のクリエイターである庄司信也氏のバックグラウンドには、 音楽・ファッション・アート・ディレクションという複数の領域で培われた感性があり、 眼鏡にそのすべてが投影されていると言っても過言ではありません。
まとめ

「一寸一杯」は、ただの眼鏡ブランドではなく、 視覚と装いを豊かにするライフスタイルレーベルとして成立しています。 最初の一杯を味わい、次の一杯を求めるように…… 新作「一寸二杯」もまた、あなたの毎日をちょっと豊かにする存在です。
ブランドの背景や思想、そして洗練されたプロダクトを知ることで、 眼鏡選びは単なる“実用”から“表現”へと変わります。
大森南朋さんのシグネチャーモデル “煩悩”をリリースしたりと、面白いことをやっている眼鏡レーベルなことは間違いありません。
普通の眼鏡レーベルとは違った緩い雰囲気で展開をしている 一寸一杯の世界を楽しみながら、 ぜひあなたのコーデに遊び心を加えてみてください。